一般的な空調システムとは異なる原理で作り出された”圧倒的大風量の涼風”は、指向性の高い小型送風機によって”ダクトレス”で気流を生成し、工場内の環境を改善します。 これまで一般的な空調機での改善が難しかったそのエリアに、新発想でアプローチをしたのがこの『クールジェットシステム®』です。 溶解炉、樹脂成形、熱処理工程、鋳造、粉塵、出荷倉庫といった暑熱の問題が多いお客様にご採用頂いております。 日本では、60年間で積み上げてきた歴史と技術を持って、設計から施工管理、アフターサービスまで一貫したサービスをご提供しております。タイ国では、主に設計提案を主体に、環境改善のアドバイスをさせていただいております。『熱い・暑い』『熱中症』といった問題をお持ちのお客様に最適のご提案を致します。
クールクリーンファンは無数の細長い空気の通り道を持つ冷却エレメントを内臓。 外気が水膜に覆われたエレメントに接触し、気化放熱を促進することで、外気が涼風に変わります。 また水膜には大気中の微粒子を除去する効果があり、浄化されたクリーンな空気が送り出されます。冷媒(フロン)の循環にコンプレッサを稼働する従来の空調設備よりもエネルギー消費効率に優れ、節電対策、CO2の排出の低減にも貢献します。 さらに、空間の陽圧化を実現し、隙間からの熱気、虫、ホコリなどの侵入防止にも役立ちます。
【省エネ空調「クールジェットシステム®」のコンセプト】 省エネ・低コスト・環境への負荷軽減を実現する省エネ空調「クールジェットシステム®」の5大コンセプト 1体感温度を下げます(5度) 作業エリアの体感温度を約5度まで下げます。送風の到達距離が長く、 スポット冷却も可能なので周辺機器の放熱による室温の上昇にも対応します。 2設備費用の低減 コンプレッサやコンデンサを利用しない省エネ空調システムで、低コスト化を実現。 一般空調機と比べ、約75%のコスト減を期待できます。 3消費電力、CO2の削減 消費電力は一般空調機と比べ、約90%の削減。 水の気化放熱を利用した環境に優しい省エネ空調システムで、CO2の削減にも貢献しています。 4静電気の発生低減 水の気化放熱で若干の加湿があるため、工場内の過乾燥を防ぎ、 静電気障害の解消に貢献します。 5フレッシュな空気 冷却エレメントが空気を冷却するとともに大気中の微粒子を洗い落とし、フレッシュな空気に変えます。 また空気を大量に給気することで、建物内の負圧を解消し、虫やほこりの侵入を防ぎます。
クールジェットシステム®は、製造工場や溶解工場だけのシステムではありません。 近年、熱中症対策について教育現場や公営体育館などの施設でも、盛んに議論されています。 施設の管理者様よりご相談を受け、大冷工業では今まで培ったノウハウと建物を特徴を考慮し、企画、設計、施工を行って参りました。 下記では体育館での施工実績を紹介いたします。
ダイカスト工場など、熱処理を行う工場の労務環境として上げられるのが、作業員スペースの温度です。 高温の炉が設置してある工場ですと、作業スペースも外気より数度~10度近く高いことも珍しくありません。 既存設備として、作業エリアに移動式のコンパクトファンで局所的な気流形成を行い、風速のみによる体感温度の低下を図るが効果は薄い場合があります。 大冷工業はこういったお客様の「困った」も、独自の研究や長年のノウハウと高い技術力で解決致します。
夏場の樹脂射出成形工場内は、膨大な機械排熱により、まさに酷暑作業エリアです。お客様のプランニング依頼を受け、大冷工業のノウハウと施工実績により下図のような提案を行い、設計・施工いたしました。
猛暑日が続く夏場の「ネジ製造工場」内は、まさに蒸し風呂状態です。 お客様より「省エネ形」の熱中症対策のプランニング依頼を受け、大冷工業のノウハウ、生産機械の配置状態を考慮し、プランをご提案致しました。